宣伝効果抜群!インフルエンサーマーケティングの基礎から応用まで!

宣伝効果抜群!インフルエンサーマーケティングの基礎から応用まで! マーケティング

近年、デジタルマーケティング手法として話題になっている「インフルエンサーマーケティング」。

TVやSNSで影響力のある人々の発信を通して、商品やサービスのPRを行ってもらい、口コミを通して次なる消費者に影響を与える手法です。

多くの企業が取り入れていることから、導入を検討している企業様も多いのではないでしょうか?

そこで本記事では、インフルエンサーマーケティングの基礎から応用まで徹底解説します。

インフルエンサーマーケティングとは?

インフルエンサーマーケティングとは、Youtuberや芸能人、インスタグラマーなど、SNS上で影響力のある人々への依頼を通して、商品やサービスのPRとなる発信を行ってもらい、口コミを通して消費者の行動に影響を与える手法のことをいいます。

TVや他のメディアを比較したうえで、消費者目線になって商品の紹介や宣伝を行うことができることから注目を集めています。

インフルエンサーとの趣味や嗜好が似ている、もしくは憧れの人からの情報発信が信頼できるとして人気の手法です。

インフルエンサーとは?

インフルエンサーとは、日本語で「大きな影響を持つ人物」を意味し、人の思考や行動に影響を与える人物を指します。

フォロワーが多いインフルエンサーほどリーチできる人数が多く、ファン層が濃いほど一つの発信で多くの人への認知を期待できます。

PRに活用するメリットとデメリット

PRに活用するメリットとデメリット

インフルエンサーマーケティングを戦略として取り入れるうえでのメリットとデメリットを紹介します。

メリット

インフルエンサーマーケティングのメリットは、主に下記の3つです。

①ターゲティングしやすい

インフルエンサーはファッション、コスメ、グルメなどさまざまなジャンルに特化して発信していることが多いです。そのため、特定のジャンルへの興味・関心が高いフォロワーが多く集まっています。

したがって、起用するインフルエンサーによって詳細にターゲティングができ、効果的な訴求ができます。また商品やサービスのターゲットを明確にし、効果が出やすいインフルエンサーを起用することも重要です。

②広告感が強くなく、商品やサービスのイメージも伝わりやすい

情報を受け入れるユーザーにとって、企業発信の情報は、どうしても宣伝広告の強さが否めないこともあります。しかしインフルエンサーであれば、直接的な人の言葉が介入することで、見ている側にもイメージが伝わりやすく受け入れられやすく、信頼や共感を得やすいのです。

③SEOの強化につながる

最近では、Googleなどの検索結果にSNSの投稿が上位表示されるケースも多くなっています。また、多くのユーザーはそういった検索エンジンを利用し、商品などについて調べることも多いのです。

そのため、インフルエンサーに商品やサービスを投稿してもらうことでSEOの強化にも役立ち、直接商品や自社のキャンペーンなどを訴求することも可能です。自社のECへ誘導したい際にも大いに活用できるでしょう。

デメリット

デメリットについても紹介します。インフルエンサーマーケティングを取り入れるうえで、しっかりと理解しておきましょう。

①炎上するリスク

インフルエンサーマーケティングは「ステルスマーケティング」だと認識されてしまった場合、炎上につながるリスクがあります。PRの記載なく投稿することでユーザーがPRだと認識できず、ステルスマーケティング(ステマ)扱いされてしまうのです。

必ずインフルエンサーマーケティングをする際は、PRであることを公開したり、広告主との関係性が伝わるよう記載したりしましょう。また、投稿側のリテラシーに関わる誇張や虚偽情報、他社が不利になるような投稿はしないように注意してくださいね。

②コミュニケーションコスト

施策の意図のずれなど、方向性の違いが起きないよう、インフルエンサーとは事前に内容をすりあわせる必要があります。コミュニケーションコストはもちろん、伝達不足をはじめとする問題も発生しやすいので注意が必要です。

担当者の負担も減らし、施策を成功させるためにも、相互における信頼関係の構築が重要なポイントとなるでしょう。

インフルエンサーの選定方法

インフルエンサーを選定するうえでの注目すべき項目を紹介します。

インフルエンサーマーケティングの成功は、起用するインフルエンサーによって決まるといっても過言ではありません。

インフルエンサーを選ぶ際には、以下の要素が自社と適しているのか検討したうえで決める必要があります。

  • ブランド要素となる商品やサービスとマッチしているか
  • 写真や言葉選び、過去の投稿内容など、投稿の質について
  • いいね数やコメント数、コミュニケーションの取り方となるフォロワーの反応
  • 商品やサービスのターゲットに適しているか、フォロワーの属性

このように、しっかりと上記を把握するうえでも選定は重要なポイントとなるため、相違がないように心がけましょう。

インフルエンサーマーケティングの具体例

実際にインフルエンサーマーケティングで成功した、3つの事例を紹介します。

レビュー記事の依頼

ファッションブランド「しまむら」は「プチプラのあやの」さんとのコラボでしまむらの洋服を活用したコーディネートを披露してもらい、7,000超えのいいねや商品購入を示唆するコメントを集めるなどの成功を収めました。

プチプラのあやのさんは、49.3万人*のフォロワーを持つインスタグラマーでプチプラに関する投稿をメインにしています。(*2023年6月時点の情報です)

値段も記載された投稿で、商品検討がしやすいよう工夫がされています。

商品の紹介

木村拓哉さんと工藤静香さんの長女で、モデル兼フルーティストの「Cocomi」さんは、198.5万人*のフォロワーを集めており、インフルエンサーマーケティングとしても活動しています。(*2023年6月時点の情報です)

世界的コスメ・ファッションブランドのDiorとコラボし、Diorの新商品を実際に使用することで投稿を経てInstagramで紹介しました。

Instagramは、他のSNSよりも写真や動画を活用して、視覚的にユーザーにリーチできるのが特徴です。

イベントの共同開催

有名会社のロッテは、「雪見だいくふう」というキャンペーンに合わせて、YouTube登録者数399万人*の有名料理研究家「リュウジ」さんとコラボし、施策を実施しました。(*2023年6月時点の情報です)

一般人から雪見だいふくのアレンジレシピの応募を募るキャンペーンにおいて、リュウジさんのライブ配信が初日に行われ、アレンジレシピに挑戦しました。結果、14万人以上の視聴者を集め、オンラインながら大反響となりました。

リュウジさんはその後も雪見だいふくにちなんだ画像ありのツイートをし、多数のいいねを獲得しています。

こういったインフルエンサーそれぞれの工夫も混じることで、投稿に面白みさも加わります。ユーザーにとっての購買意欲や参加意欲をかき立てるのが、インフルエンサーマーケティングのメリットと言えるでしょう。

応用編:インフルエンサーマーケティングの最新トレンド

応用編:インフルエンサーマーケティングの最新トレンド

最後に、これからインフルエンサーマーケティングの活用を検討する方に向けて、応用となる下記の3つを紹介します。

マイクロインフルエンサーの活用

マイクロインフルエンサーは1万人〜10万人のフォロワー数を持っており、ユーザーとの距離感が近いため、いいね数やコメント数などが多くなる(=エンゲージメント率が高まる)傾向があります。

インフルエンサーを選定するうえでの目安にするとよいでしょう。

バーチャルインフルエンサーの登場

技術が進む現代においては、CG技術などを駆使して作り上げられたリアル感満載の架空のインフルエンサーも登場しています。

通常ではありえないパフォーマンスをも発揮するため、注目度や認知度を上げるのにはとても効果的です。

インフルエンサーとのコラボストアの開設

SNSで実際に見る方や購入した方も多いかもしれませんが、主にアパレルやコスメブランドでのインフルエンサーを通してコラボし、共同で商品の開発や発売することも多くあります。

インフルエンサーのファンにとっては興味や関心も高まり、ブランドにとっても知名度が上がる魅力的なポイントです。

インフルエンサーマーケティングを活用してみよう!

この記事では、インフルエンサーマーケティングについての解説や最新のトレンドなどを紹介してきました。

多くの企業でも活用している中、今後もますます市場が拡大するマーケティング手法となることは間違いないでしょう。

デメリットや注意点もしっかりと理解したうえで、インフルエンサーマーケティングを活用し、自社への集客効果を検討してみてはいかがでしょうか