Instagramには視覚的訴求に特化しているという特徴があり、最近では様々な業界の企業にも多く活用されています。
見た目の重要さや高度な集客が可能であること、また、ハッシュタグや位置情報も利用できることから、広告の拡散や、近場に住む人をはじめとした購入検討者を増やすことにもつながるのです。
今回はそんな中から、住宅業界がInstagramを活用するメリットをもとに、ハウスメーカーや工務店などを含めた、住宅業界のInstagramにおける活用事例をご紹介します。
住宅業界がInstagramを活用するメリット
まずはじめに、事例を挙げる前の説明として、住宅業界にとってのInstagramを活用するメリットを簡単にご紹介します。
住宅業界の集客にInstagramが最適な理由には以下の4つがあります。
①宣伝効果が高い ②自社のファンを育成しやすい ③ターゲティングを詳細化しやすい ④ビジュアルをメインにPRが可能
①宣伝効果が高い
今となってはSNSの活用が主流となり、Instagramでの活用領域も様々な方法でみられるようになりました。
ユーザーの購買意欲もSNSの情報により影響されているというデータも実際にあります。
商品やサービスを体験したい思いや、誰かに共有、宣伝したいというユーザーの意思をもとに、あらゆる情報を企業が発信し、多くの人に興味を抱いてもらえれば、非常に高い宣伝効果を得られるのです。
②自社のファンを育成しやすい
ユーザーとの相互コミュニケーションが図れるのも魅力の1つでしょう。
InstagramはDMやビデオ通話といった機能も兼ね備えているため、幅広い方法でユーザーとつながることができ、信頼性も高めやすいのです。そのような機会を増やせば、ファンを育成できる可能性も高まるでしょう。
③ターゲティングを詳細化しやすい
Instagramでは、ハッシュタグの活用が盛んです。
住宅業界ならではのハッシュタグを投稿に取り入れることで、親和性の高いユーザーにリーチしやすくなり、効率良く集客率UPを狙えるでしょう。
④ビジュアルをメインにPRが可能
Instagramは写真・動画で主にコミュニケーションを図るSNSです。
写真はテキストよりも多く情報を伝えることができるため、ホームページ以上に直感的に“強み”を伝えることができ、印象にも残りやすくなるのです。
ビジュアルメインでの訴求と、自社のブランディング強化に役立たせることを中心に取り組むと効果的です。
住宅業界メーカーのInstagram活用事例
メリットの説明を通して、実際に住宅業界で集客の効果を発揮しているアカウントを6つご紹介します。
ネイエ/写真のデザインから想いを伝える
フォロワー数:18.2万人
Instagramアカウント:ネイエ
1世紀近い歴史を持つネイエ設計会社は、もともと土木事業を主体とする会社で1924年(大正13年)に創業し、1999年に社名の変更とともに注文住宅をメインに扱う会社になりました。
設計事務所であることから、デザインに評判がありますが、実際のInstagram活用においてもその特質を活かした光のトーンや写真の撮り方を重視した投稿が多く、他にはないお洒落さや風情を感じられるでしょう。
このような投稿を実践するためには一貫性を持たせることが重要ですが、テーマを深く伝え、ユーザーに実際に生活した際のイメージを持たせることもできるでしょう。
八’家(Hachiya)/無駄のない間取りとオシャレな空間を共有
フォロワー数:18.2万人
Instagramアカウント:八’家(Hachiya)
八’家は、特徴として①「らしく」を大切にした家づくり、②多彩なプランの中から選べる、低価格で洗練された住まい、③省エネと太陽光発電による創エネで、環境に優しい、という3つのポイントを抑えている会社です。
購入する人々に合わせてのお洒落さや設計を行なっていることで、若い世代にも人気があり、Instagramの投稿にも多様な空間が見られる傾向にあります。
外観のみならず、内装の豊富なデザインや、Room tourの投稿まで手がけており、アカウントを見る人々の好奇心がくすぐられ、興味や関心もグッと強まりそうな印象です。
Tomoaki Uno/他にはない印象をアイコンから
フォロワー数:15.3万人
Instagramアカウント:Tomoaki Uno
Tomoaki Unoは、建築家の宇野友明さんが2021年に設立したオリジナルのブランドです。手作りのモダンさにアクセスできるようにと、大量生産品に飽きた人々のために立てられたそうです。
建築そのものが職人の手仕事によってつくり出され、大量生産品にはない独特の味わいを醸し出すと宇野さんが伝えることから、Instagramの投稿でも、実際の職人の作業風景や、そこからつくり出されるアートのような建築スタイルが伺えます。
非常に感慨深い印象を与える投稿であり、建築を重視するユーザーにとっても刺激を与えるものが多いのではないでしょうか。
エイトデザイン/ユーザーに親切なアカウント運用
フォロワー数:14.7万人
Instagramアカウント:エイトデザイン
エイトデザインは住宅リノベーション以外にも、店舗やオフィス、賃貸とあらゆる物件の改装や新築まで手掛ける会社です。特にデザイン設計力に定評があると認知されており、リフォームというハード面だけでなく、雑貨のセレクトなどソフト面まで依頼ができるのが特徴です。
Instagramのアカウントでは、そのデザインを伝える動きとして、空間の特徴的なつくりから、家づくりについてのイベントなど、あらゆる視点からの発信がされています。
実際のインタビューや動画での投稿なども都度行われているため、見る側にとっても実際の空間の雰囲気が感じられてよいでしょう。
リノベーションサービス DIYer(s)/ユーザー豊富な情報を共有
フォロワー数:11.4万人
Instagramアカウント:リノベーションサービス DIYer(s)
DIYer(s)は「リノベと暮らしとDIY。」というキャッチコピーをもつ会社であり、リノベーションにまつわる情報発信を中心に発信されています。
中でも特徴的なのは下記2点。
・ストーリーでアンケートや質問行い、フォロワーとの交流を図る
・お部屋に取り入れたらいいもの、お部屋のNGオプションなど入居するときにに参考にしたい情報についての投稿
他にもDIYに興味がある人や実際にDIYを暮らしに取り入れたいと思っている人にも参考になる投稿が盛りだくさんなのです。
ターゲットを絞らずにたくさんの情報を共有してくれるのは見る側にとってもとてもありがたいですね。
一条工務店/カタログの情報をSNSにも取り入れる
フォロワー数:11.1万人
Instagramアカウント:一条工務店
一条工務店は、耐震性や気密性に優れた家づくりに尽力した、性能重視の大手ハウスメーカーであり、知っている方も多いのではないでしょうか。
そんな一条工務店のInstagramは、カタログ内容の一部を紹介し、カタログ請求の動機をつくりだしているという他にはないスタイルが特徴的です。
施工事例をはじめ、モデルを起用した写真を投稿している点もあり、生活スタイルのイメージが湧かせやすい傾向にあります。
このような投稿をすることで家づくりに興味を持つ人は増やしやすいでしょう。加えてInstagramの特徴的な視覚を活かしたうえで、オリジナルイベントを随時開催しているようです。
お客さまとの接点を生みだすための、さまざまな工夫が取り入れられているのも魅力的なポイントです。
施工事例を投稿して未来の顧客にワクワクを届けよう!
Instagramでおすすめ、人気を誇る住宅業界のアカウントを紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
はじめに説明したメリットを捉えたうえで、自社の特徴的なポイントを視覚的に取り入れ、ユーザーにとって見やすく興味が沸くような投稿を目指しましょう。
他にもInstagramを使用したアカウントは多数あるので、ぜひ検索を通して運用の参考にしてみてください。