「動画編集に時間がかかりすぎてしまう……」とお悩みではありませんか?
そんな方は1度、動画編集の作業順番を見直すのがおすすめです。
無駄な作業工程を省くことで、動画編集の効率化を最大限に図れますよ。
そこで今回は動画編集の効率化につながる作業順番や、コツやテクニックについて解説します。
ぜひ本記事を参考に、スムーズ且つ丁寧に編集をこなせる動画クリエイターを目指しましょう。
動画編集を効率化させるには作業の順番が重要
動画編集の効率化を図るのであれば、事前に作業の順番を決めておきましょう。
作業の順番を決めないまま編集を進めると、無駄な時間が生じる可能性があります。
例えば、カットの作業中に同時並行でエフェクトを加えたものの、後に過不足が判明し修正をしていては、必要以上に時間や手間が掛かってしまいます。
また編集の序盤で色彩調整やエフェクトを加えた場合、編集ソフトが重くなってしまい、スムーズに作業を進められなくなるケースも考えられます。
しかし、作業の順番が事前に決まっていれば、このように動画編集の作業効率を落とす心配をする必要はありません。
無駄のない動画編集をするためにもぜひ、効率的な作業の順番を確認していきましょう。
効率的な動画編集の作業順番を解説
効率的な動画編集の作業順番は下記のとおりです。
- 動画の構成を決める
- すべての素材を編集ソフトに取り込む
- 素材のカットを済ませる
- 素材の音量調整を行う
- エフェクトやBGM・効果音を加える
- テロップや字幕を挿入する
- カラーグレーディングを行う
編集方法は人それぞれ異なるので、一概には言えませんが「今よりも編集効率を上げたい」「編集作業の順番に迷いがある」とお悩みの編集者さんはぜひ、参考にしてくださいね。
動画の構成を決める
はじめに動画全体の流れやオープニング・エンディング、各シーンのカット割など細かく決めて、動画の構成を作りましょう。
動画編集に時間がかかる原因の1つとして、必要以上の素材集めをしてしまうことが挙げられます。
しかし動画の完成形がイメージできていれば、準備すべき素材は把握できるので、素材集めの手間を最小限に抑えられますよ。
すべての素材を編集ソフトに取り込む
必要な素材を集め終えたら、映像だけでなくBGMや効果音など、すべての素材を編集ソフトに取り込みましょう。
素材が必要になる度に、編集ソフトに追加するのは非効率。最初にまとめて取り込んでおくのがおすすめです。
編集ソフト内で素材をより素早く探せるように、フォルダ分けやファイル名を付けておくのもお忘れなく。
素材のカットを済ませる
編集ソフトに取り込んだ素材のカット作業を行います。
まずは明らかに不要とわかる範囲をざっくりとカットしてから、構成に沿って素材を並べていきましょう。
その後さらに細かく無駄な間を削り、素材の順番が不自然であれば並び替えも検討します。
このタイミングではエフェクトの追加は行わず、編集ソフトの動作が軽いうちにカット作業のみを済ませましょう。
素材の音量調整を行う
素材の音量を聴きやすい程度に調整していきましょう。
動画の音量は素材によって微妙に異なるので、すべての素材を並べ終えてから調整するのがおすすめです。
ちなみにボリューム調節しないままでは、音声のつながりに違和感が生まれ、視聴者の途中離脱につながる恐れがあるのでご注意ください。
視聴者に心地良い動画を届けるためにも、音声にムラがないか確認しておきましょう。
エフェクトやBGM・効果音を加える
エフェクトやBGM・効果音は、編集作業の終盤に加えるようにしましょう。
編集序盤でエフェクトを加えてしまうと、編集ソフトが重くなり、編集効率の低下を招く恐れがあります。
またBGM・効果音は微調整が必須の作業なので、エフェクト挿入後に加えるのがおすすめですよ。
テロップや字幕を挿入する
テロップや字幕を挿入して、さらに見やすい動画に仕上げましょう。
テロップを加えることで動画の情報を補えたり、視聴者によりわかりやすく内容を伝えたりできます。
とはいえ、テロップの挿入のしすぎには要注意です。視聴者が文字ばかりを追ってしまい、情報の理解が追いつかなくなる可能性があります。
また、作業量が必要以上に増えてしまう恐れも……。テロップや字幕は強調したいシーンに挿入するのが良いでしょう。
カラーグレーディングを行う
最後にカラーグレーディングで色味の調整をしましょう。
カラーグレーディングはカラー補正の1つで、動画に温かみを出したりおしゃれな雰囲気を演出したりできます。
またカラーグレーディングは、編集ソフトの動作が重くなりやすいので注意が必要です。
例えばカラーグレーディングを行った後にエフェクトを加えた場合、動作に時間がかかってしまい非効率になります。
全ての編集作業を終えてから、仕上げとしてカラーグレーディングを行いましょう。
さらに動画編集を効率化させるためのコツ・テクニック
実は、動画編集効率化のポイントは作業の順番だけではありません。
編集設定や編集環境などを整えることで、さらに動画編集の効率化を図れます。
最後に動画編集の効率化を加速させるコツやテクニックを4つ紹介します。
プレビューの画質を調整する
編集ソフト内で確認できるプレビューの画質は、動作スピードに影響します。
プレビューが高画質なほど動作は重くなるので、基本的に画質は落としておくのがおすすめです。
エフェクトの細かい調整や素材の配置調整など、細かい作業が求められる時のみ、プレビューを高画質に設定するのが良いでしょう。
テンプレートを作成する
オープニングやエンディングなど、毎回決まって使用する素材やエフェクトがあれば、編集ソフトにテンプレートを保存しておきましょう。
動画編集時にすぐに呼び出して使えるので、同じ編集をする手間を省けます。
上手にテンプレートを活用することによって、動画編集の効率アップを期待できるでしょう。
使用した素材を整理しておく
何本も動画編集をするうちに、同じ素材を再利用したい場面も増えてくるでしょう。
そのような時に備え、一度編集で使用した素材は、すぐに呼び出せるよう整理しておきましょう。
素材探しにかかる時間や、1から素材を作成する作業の手間をなくせるので、編集に充てられる時間を増やせますよ。
ハードウェアのスペックを編集ソフトに合わせる
動画編集の効率化を図るのであれば、ハードウェアのスペックは編集ソフトに合わせましょう。
編集ソフトの推奨スペックを満たしていないパソコンを使用した場合、動作スピードが重くなるだけでなく、編集途中でソフトが落ちてしまう恐れも。
編集ソフトの推奨スペックを満たしていない場合は、パソコンの買い替えも検討してくださいね。
わずかな無駄を減らして動画編集の効率化を図ろう!
動画編集の作業工程の中に生まれるわずかな無駄の積み重ねが、効率を下げる原因となります。
今回紹介した作業順番やコツやテクニックをもとに、動画編集の効率化を図ってくださいね。
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