YouTubeの視聴維持率には、動画改善の目安となるヒントが隠されています。
「動画を最後まで見てもらえない……」とお悩みの方こそ、まずはその原因と対策を知るところから始めてみましょう。
また視聴維持率を高めることで、YouTube上でおすすめ動画として表示されるチャンスにも繋がりますよ!
本記事ではYouTubeの視聴維持率を上げるための動画構成・編集のコツを解説します。
動画クリエイターさんやYouTube運用者の方は、ぜひ参考にしてみてくださいね!
YouTubeの視聴維持率を確認する方法と解釈
YouTubeの視聴維持率は、YouTube Studioのアナリティクスから確認できます。
さっそく下記の手順で、チェックしてみましょう。
- 「YouTube Studio」にアクセス
- 「コンテンツ」をクリック
- チェックしたい動画の「アナリティクス」をクリック
- サイドメニューの「アナリティクス」を選択する
- 「エンゲージメント」をクリック
- 視聴者維持率の「詳細」をクリック
グラフの見方は横軸が動画の経過時間、縦軸が視聴者維持率です。
なおグラフの解釈の仕方については、YouTubeヘルプ*にて下記のように記載されています。
グラフの線が平坦:最初から最後まで再生されている
グラフの線が緩やかに下がっている:時間の経過とともに視聴者が関心を失っている
グラフの山の部分:視聴者の関心が特に高まっている
グラフの谷の部分:離脱もしくはスキップされている
*参考:YouTube ヘルプ|視聴者維持率を左右する重要なシーンを測定する
YouTubeの視聴維持率を見ることで、動画に対する視聴者の動きがわかります。
より良い動画を作るためには、YouTubeの視聴維持率のチェックは必須と言えるでしょう。
YouTubeの視聴維持率が重要な理由とは?
YouTubeの視聴維持率は非常に重要であると言えます。
なぜならYouTube上でおすすめ動画として表示される基準の1つとして、視聴維持率が挙げられる*からです。
おすすめ動画に載ることができれば、より多くのユーザーにチャンネルの存在を知ってもらうチャンスになります。
YouTubeの視聴維持率はチャンネルを運営するうえで、とても重要な数値と言えるでしょう。
*参考:YouTubeヘルプ|検索とパフォーマンスに関するよくある質問
理想的なYouTubeの視聴維持率の目安について
YouTubeの視聴維持率は動画ジャンルや内容によって大きく異なります。
よって理想的なYouTubeの視聴維持率について、断言することはできません。
とはいえ10分尺の動画に対して平均1分しか視聴されていなかったら、おすすめとは言えませんよね。
視聴者のニーズを掴むことができれば、自ずとYouTubeの視聴維持率は上がります。
視聴維持率の改善策として、まずは動画構成や編集を見直すところから始めてみるのが良いでしょう。
YouTubeの視聴維持率が低くなる4つの原因と対策方法
YouTubeの視聴維持率をチェックしてみたものの、「改善すべきポイントがわからない……」という方も多いのではないでしょうか?
そこでここからは、YouTubeの視聴維持率の低下原因とその対策方法を解説します。
動画構成や編集のコツも交えながらお伝えしますので、動画編集者さんはぜひ取り入れてみてくださいね。
原因①:動画冒頭で魅力をアピールできていない
動画冒頭で視聴者の興味を惹くことが大切です。
動画冒頭で視聴者に「つまらなさそう……」と思われては、最後まで見続けてもらうのは難しいと言えるでしょう。
このような場合の対策として、動画冒頭に下記の展開を取り入れてみるのも1つの手です。
- 動画のダイジェストを挿入する
- 動画の内容を大まかに説明する
- 結論を先に伝える
動画の魅力や結論を先に伝えることで、視聴者が続きを見たくなる動画構成に仕上がるでしょう。
原因②:サムネイルやタイトルと動画の内容が異なる
インパクト重視のタイトルやサムネイルは、動画の再生回数を伸ばすうえでは有効な戦略と言えます。
ただしサムネイルやタイトルと動画の内容が異なっていた場合、その動画を見た視聴者は騙された気持ちになるので注意しましょう。
最悪の場合、動画の離脱だけではなく、チャンネルの低評価に繋がる可能性もあります。
そのためサムネイルやタイトルは、視聴者の気を引きつける要素を入れつつ、動画の内容から乖離しないように作ることをおすすめします。
視聴者が興味を持って選んだ動画が期待どおりの内容であれば、最後まで見てもらうことができるでしょう。
原因③:音のバランスが不適切
動画の音に違和感があると視聴者に不快感を与えてしまい、視聴維持率の低下に繋がります。
動画の音質が悪い原因には、下記のケースが考えられるでしょう。
- 音量が大きすぎる、小さすぎる
- BGMが大きすぎて音声が聞こえづらい
- ノイズが入っている
対策としては、編集でdB数を調整して聞きやすい音質に仕上げるのが良いでしょう。
また「ザー」とノイズが入ってしまって音声が聞き取りづらい場合は、ホワイトノイズ対策もお忘れなく。
ホワイトノイズの除去方法は、下記の記事を参考にしてみてくださいね。
【ホワイトノイズの原因と対策】音質をアップさせる除去方法を解説!
視聴者に心地良い動画を届けて、視聴維持率アップに繋げましょう。
原因④:動画の展開にメリハリがない
動画の展開にメリハリがないことも、視聴維持率低下の原因になります。
下記のような動画は冗長すぎる印象を与えてしまうので、注意が必要です。
- 無言の時間が長い
- BGMの変化が少ない
- 終始淡々と同じ話をしている
このような動画の場合、多くの視聴者が面白みのない動画であると感じ、他の動画に流れていってしまう可能性があります。
興味を持って動画を見続けてもらうためには、展開のメリハリが必要不可欠です。
対策としては下記の編集を加えて、動画に変化をつけてみましょう。
- 移動シーンや無言状態などで間延びしている部分のカット
- シーンの切り替え時にアイキャッチの挿入
- 適宜BGMを切り替えることで場面ごとの雰囲気を演出
サクサクと話が進んだり、ガラッと雰囲気が変わったりすることで、視聴者を飽きさせない展開を作れるでしょう。
ユーザーの心を掴んでYouTubeの視聴維持率を高めよう!
今よりも動画の視聴維持率をあげるには、ユーザーの心を掴む必要があります。
YouTubeの視聴維持率を確認して改善点を見つけ出し、より良い動画を作りましょう。
今回ご紹介した視聴維持率の低下原因と対策を参考にして、ぜひ動画構成・編集を見直してみてくださいね。
「自分の編集スキルを活かしたい!」とお考えの動画クリエイターさんは、動画編集に特化したマッチングサービス『LUNK』にぜひご登録ください。
動画制作の案件が豊富にあるうえ、報酬をもらいながら編集スキルをさらに高めることができますよ。
ユーザーの心を掴んでYouTube視聴維持率を高めましょう!