【切り抜き動画の作り方】収益化の注意点や伸ばすポイントを徹底解説!

切り抜き動画の作り方 動画制作

切り抜き動画は、撮影や企画いらずの手軽さが魅力

1から動画を作り上げるのとは異なり、作業工程が少ない分、切り抜き動画の作り方を覚えるだけで、比較的簡単に始められますよ。

ただし、安易に切り付き動画を作るのは危険!場合によっては著作権法に違反してしまう可能性も…。
そこで本記事では、切り抜き動画の作り方から注意点まで詳しく解説します。

切り抜き動画の再生回数を伸ばすポイントについてもご紹介していますので、ぜひ最後までご覧くださいね。

切り抜き動画とは

切り抜き動画とは

切り抜き動画とは、すでに投稿されている動画の一部を第三者が切り取り、再度編集を加えて投稿した動画のことを言います。すぐに要点のわかる動画構成が視聴者のニーズを掴み、YouTubeを始めとする各種SNSで一気に流行しました。

切り抜き動画を制作するクリエイター側としては、自ら動画の撮影や企画を行う必要がないので、YouTube運営にかかる労力が少ないという大きなメリットがあります。

条件によっては収益化を目指すことができるので、今後も切り抜き動画を制作するクリエイターはますます増えていくことでしょう。

著作権法に違反?切り抜き動画を始める前の注意点

他人の動画に編集を加えて、YouTubeに投稿する行為は著作権法に違反します。ただし、配信元が公式に許可を出している場合に限り違法とはなりません

中には「無許可で切り抜き動画を投稿してもバレないのでは?」とお考えの方もいるかもしれませんが、絶対にやめましょう。YouTubeはContent IDという著作権侵害を自動で検知する仕組みが整っているので、違反すると著作権者へ通知がいくようになっています。

切り抜き動画を始める前に、配信元が許可を出しているかどうか事前に確認をしましょう。

切り抜き動画を始める前に準備するもの

切り抜き動画のチャンネルを始めるにあたって、最低限必要なものを2つご紹介します。

  • YouTubeチャンネルの開設
  • 編集ソフトもしくはアプリの用意

YouTubeチャンネルの開設は無料。編集ソフトも有料もしくは無料のどちらかを選択できるので、完全無料で始められるという点も切り抜き動画の魅力と言えるでしょう。

YouTubeチャンネルの開設

YouTubeチャンネルの開設に必要なものはGoogleアカウントのみです。まだGoogleアカウントをお持ちでない方は、「Google アカウントの作成」から準備をしましょう。

Googleアカウントの作成が完了したら、下記の手順に沿ってYouTubeチャンネルの開設を行います。

  1. パソコンまたはモバイルサイトで YouTube にログインします。
  2. プロフィール写真 >[チャンネルを作成] をクリックします。
  3. チャンネルを作成するよう促すメッセージが表示されます。
  4. 詳細情報を確認し、チャンネルの作成を確定します。

YouTubeチャンネルの開設方法は、YouTubeの公式ページ「YouTubeヘルプ|YouTubeチャンネルの作成」でも解説されていますので、詳しく知りたい方は1度ご確認くださいね。

編集ソフトもしくはアプリの用意

編集ソフトは動画編集を行う際に必要です。編集ソフトは有料のものもあれば、無料のものもあります。自身の求める機能や動画のクオリティに応じて用意するのがベストでしょう。

  • 有料:Premere pro、Final cut Proなど
  • 無料:imovie、openshotなど

有料ソフトは、本格的に編集スキルを身に付けたい方におすすめです。Adobe Premiere ProやFinal Cut Proは利用者が多い代表的なソフトなので、編集方法に関する情報がたくさん公開されていて独学がしやすい点がメリット。なお、それぞれの料金は、Premiere Proが月額2,728円、Final Cut Proが買い切りで48,800円です。

無料ソフトは、手軽に動画編集を始めたい方におすすめです。本格的な編集をするには不十分な場合がありますが、コストをかけずに始められるという大きなメリットがあります。また、imovieはビデオフィルタの種類が豊富、openshotはタイムライン編集ができるなど、それぞれ特徴は異なります。自身の求める機能を取捨選択して、理想の無料動画編集ソフトを見つけてくださいね。

切り抜き動画の作り方【4手順で解説】

切り抜き動画の注意点や準備するものを押さえたところで、さっそく実際の作り方を確認していきましょう。ここからは、切り抜き動画の作り方を4つの手順で解説します。

  1. 元動画をダウンロード
  2. 動画の再編集
  3. サムネイル作成
  4. YouTubeに動画を投稿

①元動画をダウンロード

切り抜き動画の素材となる元動画をダウンロードします。YouTube自体には動画をダウンロードする機能は付いていないので、専用ツールの用意が必要です。ブラウザの拡張機能やアプリなど、編集環境に応じて最適なものを選びましょう。

②動画の再編集

ダウンロードした動画に、以下のような編集を加えます。

  • 不要なシーンのカット
  • テロップの挿入
  • BGM/効果音の挿入

③サムネイル作成

動画が完成したら、サムネイルの作成を行います。サムネイルは動画の内容を視聴者に一目で伝える役割があります。サムネイル作りのコツについては、後述の「再生回数UPのためのポイント」で詳しく解説していますので、ぜひご確認ください。

④YouTubeに動画を投稿

最後に作成した切り抜き動画とサムネイルを併せて、YouTubeに投稿をします。

YouTubeチャンネルの収益化後に行うこと

YouTubeチャンネルの収益化後に行うこと

YouTubeチャンネルの収益化ができた時点で、動画の配信元もしくは、MCN*に報告をしましょう。MCNとは簡単に説明すると、YouTuberをサポートする事務所のようなものです。

報告後は、事前に取り決めた収益の分配率や支払い方法について改めて確認します。

また、収益化後は直ちに配信元に報告することを心がけましょう。報告が漏れると著作権法違反や動画が削除される可能性もあるので注意が必要です。

*参考:YouTubeヘルプ|マルチチャンネル ネットワーク(MCN)の概要

切り抜き動画の再生回数を伸ばすポイント

今や数多くの切り抜き動画がYouTubeには溢れています。そんな競合がひしめき合う中、切り抜き動画の再生回数を伸ばすのは、そう簡単ではありません…!

そこで最後に、切り抜き動画の再生回数を伸ばすためのポイントを3つご紹介します。

①目を引くタイトル・サムネイル作り

切り抜き動画をより多くの方に再生してもらうためには、タイトルとサムネイルに工夫が必要です。

魅力的なタイトルやサムネイルで、視聴者に「動画の内容が気になる…」と思わせることができれば、動画がクリックされる確率はより高まります。

インパクトのあるキーワードやフォントを盛り込むことで、視聴者の興味を強く引きつけましょう。

②テンポの良いカット割

切り抜き動画の特徴は、軽快なテンポでサクサク展開していく編集・構成です。一方で冗長に感じられる動画は、視聴者の離脱原因になることが予測されるでしょう。

以上の切り抜き動画の特徴を踏まえると、通称「ジェットカット」と呼ばれるテンポの良いカット割が視聴者ファーストであると言えます。

会話の途中に生まれる無言の時間をカットすることで、一気にテンポ感の良い動画になりますよ。視聴者は快適に動画を見れるので、結果的にチャンネル内の回遊率も上がるでしょう。

③フルテロップの編集

切り抜き動画には、フルテロップの編集がおすすめです。すべてのセリフに字幕がつくことで、ジェットカットによるテンポ感の良い展開であっても、視聴者は動画の内容を理解しやすくなります。

また、テロップだけで動画の内容を理解できるようになるので、通学や仕事の休憩中など、視聴者が音声を聞けない場面であっても、動画を見てもらうことができます。

テロップのフォントの種類や大きさで個性を演出すれば、他チャンネルとの差別化も狙えますよ。

注意点やポイントを押さえて、切り抜き動画を作ろう!

切り抜き動画は手軽に始められる分、動画クリエイターも続々と参入しています。

本記事でご紹介したポイントを参考にぜひ、切り抜き動画を作成してみてくださいね。

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切り抜き動画の制作案件もありますので、報酬を貰いながらあなたの編集スキルを活かすことができますよ。

注意点やポイントを押さえて、さっそく切り抜き動画を作ってみましょう!